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隠れて甘いkissをして

第32章 対面


「ほら、麻里奈。
この人が咲原さんだよ」



長い髪をふわふわと風になびかせて

遅れてきたもう1人が、2人の真ん中に立った。

背が小さくて、細くて、人形のように可愛い。



「……………っ」



ドクンと心臓が鳴る。

この両端の2人は、スパニッシュの店で飲んだあの日に、立花に声をかけてきた女の子だ。

途中で席を立ってしまったけど、立花の事をキャーキャー言っていた姿を、よく覚えてる。

確か、立花の彼女と同僚って…




という事は………

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