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ももいろタイム【完】

第14章 俺の彼女




あれから、時間があれば梓に触れる。
梓に欲情する気持ちを抑えながら。


逸る心を落ち着けて、学校や塾では集中する。
元々、努力しなくても学校では5番、塾の全国模試では20番にいつも入っていた。

今回は梓に対する気持ちもあり、かなり頑張った。
お陰で7位。今までで一番成績が良く、かなり嬉しかった。


「梓!迎えに来た」

「優、ありがとう」

手を繋いで歩き、いつものように話す。

「梓、結果出たよ。7位だった」

「すごい!優、頑張ったね」

「ありがとう。梓、約束覚えてる?」

「覚えてるよ………」

恥ずかしそうに俯く梓。

「今度の日曜に、デートしよ?遅くなるって、おばさんに言っておいて」

「………はい」



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