
ももいろタイム【完】
第14章 俺の彼女
「超可愛い幼なじみ」
「今度会わせろよ。それと、有村にははっきり言った方がいいぞ」
「あ~、告られてもいないのに、言ったら自信過剰じゃね?様子見るわ」
そのあと、帰りも軽く付きまとわれた。
「梓!」
塾まで時間が空く日は、梓を迎えに行く。
「優………」
手を繋いで歩く。 が、梓に元気がない。
何かあったか?
俺はその日も梓を送り、塾へと向かった。
「はぁ、何なの?ストーカー?」
塾の出入り口で、俺に手を振る有村。
「ち、違うわよ」
「付きまとわれて迷惑」
「ごめんなさい。あたし、大宮君が好きだから」
.
