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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 意外そうな声が返ってきた。
―学校は行かなかったのか?
「腰が痛くて、歩くのもやっとなの。登校なんて無理よ」
 電話の向こうで小さく笑う声が聞こえた。
―なるほど、そういうことか。やはり、お前を大人しくさせておくには抱いてやるのがいちばんみたいだな。
 誰のせいでこんな風になったと思っているのか。そう罵ってやりたかったが、グッと込み上げる怒りを抑えた。

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