テキストサイズ

監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 エグザイルのチューチュートレインが鳴りだし、愛奈の意識は浅い眠りの淵から浮上した。
「―もしもし」
 幾分くぐもった声音で話すと、深いバリトンの声が聞こえてくる。
―今、どこにいる?
「マンション」
 応えてやりたくなどないが、それもできない立場が口惜しい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ