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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第3章 Water mark(波紋)

「拓人に伝えといて。これしきの手切れ金と〝別れよう〟のメールだけで終わりにしようなんて、虫が良すぎるんじゃないかって。あたしたちの二年はそんな薄っぺらなものだったのかしらとね」
 〝ああ、これ〟と、女は忘れ物を思い出したかのようにコーチのバッグからおもむろに小さな紙片を取り出した。

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