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いつまでも、何年経っても切なくて

第4章 俺だけのもの

遥さん...あなたはなんて素敵女子なんでしょう


そう見惚れていると遥さんは真剣な瞳をして言った


「だから、涼をまた好きになったり


涼を取ったりしないでね」と。


やっぱり涼ちゃんのことを信用してるとは言え
すぐに会えない距離に行くって不安なんだ...


『私が...私が傍にいてあげるのは涼ちゃんじゃなくて響です。』


涼ちゃんが遥さんと会えなくて寂しがってても私は知りませんよ、と遥さんを安心させてあげたくて生意気に答えた。


遥さんはビックリしたように微笑んだ後
アドレス交換しない?と言うので操作に慣れてない私は遥さんに携帯を渡した。


操作が終わると遥さんは自分の携帯画面を見てプッ、と吹き出した


「ひびきラブ?」


あっ、しまった。忘れてた...。


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