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いつまでも、何年経っても切なくて

第4章 俺だけのもの

いろんな意味で卒業したあの日から3日後
私は遊園地に来ていた。


響と二人...ではなく
涼ちゃんと遥さんも一緒だ。


遥さんの希望で、涼ちゃんが計画を立てた。


私は遊園地が大好き。
乗り物好きの遥さんもとっても楽しそう。


遥さんと話してみるとイメージ通りの人だった。
綺麗で優しくて、涼ちゃんにお似合いの人。


「ねぇ莉子ちゃん、一緒にクレープ食べない?」
行こ行こ、と遥さんが私の腕を引っ張って行った。


俺らはここで待ってる、と涼ちゃんが言って
男前兄弟の二人は、ベンチに腰掛けた。

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