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いつまでも、何年経っても切なくて

第20章 悲しい嘘のはじまり

涼ちゃんと響はすっかり酔ってしまっていた


私は涼ちゃんにお前も泊まっていけ
そして今日のお礼にお前が朝飯を作れ!と命令され強制的に泊まることになってしまった


だけど...


そんなに広くないこの家の中、
もちろん涼ちゃんと遥さんは同じ部屋に


私は...響と和室に布団を並べて寝ることになった


響はもうすっかり意識を失いかけてるから
何も気にせずに眠れるだろう


そう思っていた




布団に入ってすぐ...



胸がドキドキしてきた


こうやって響が隣に横になっていると


思い出さないようにしても




付き合っていた頃の二人の姿を




キスをして何度も抱き合った私たちを




思い出してしまう

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