テキストサイズ

いつまでも、何年経っても切なくて

第20章 悲しい嘘のはじまり

「いつから?」


『え?』


「いつからその人と付き合ってるの?」


『半年くらい前からです』


「半年かぁ...タイミングが悪かったわね」


『...どうしてですか?』


「その時期に響君が莉子ちゃんの傍にいたら新しい恋を始められていたと思う?」


...どうだろう...


「私てっきり、莉子ちゃんと響君はよりを戻すと思っていたし...二人もいずれ結婚するって思い込んでいたから...」


結婚?


結婚どころか付き合ってもいないです...



なんか...



帰りたくなってきたな...




ストーリーメニュー

TOPTOPへ