テキストサイズ

華のしずく~あなた色に染められて~

第28章 【剣(KEN)~華のしずく~】 運命の邂逅

「親分、待ってくれよ」
 その後を慌てた浅太が小走りに追いかけてくる。だが、龍伍はもう「お頭と呼べ」などとは言わなかった。否、実際のところ、それどころではなかったのだ。彼の頭は、はや「天下を取る」ことでいっぱいだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ