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この距離でいい

第1章 高校二年の夏




そして土曜日


なぜか私は張り切っていた



久しぶりに出掛けるっていうのも
あるんだけど多分リッキーに




あえるから……




……あ!やばい!おくれる!





急いで駅にいくとリッキーがいた


か、かっこいい…



リッキーの私服姿にドキンとしてしまった
そんな自分に驚いた



私には彼氏いるし!リッキーにも好きな人おるし…



そうブツブツ言っていたら


「おい!」


ベシッ!


リッキーにデコピンされた



「いたっ!」

「何こんな所で突っ立ってんだよ
一人でブツブツ言ってるし
きもいぞ(笑)」



「な!きもいとかひど!」


そういって二人で笑った



こんな笑ったの久しぶりだな…


リッキーをみてそう思った


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