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ずっと傍に居て

第6章 幸せって…



どのくらい
時間が経ったか





Sは彼の言う通り
席を外した


あたしの前に
彼がしゃがみ込んだ


「顔上げろ」と言われ
素直に上げると
顔や服に
返り血を浴びた彼が
こっちを見ていた

両手に
包丁を持って

カチカチと
音を鳴らせてる



震えが止まらなかった

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