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「お嬢様。」

第14章 あきのはじまり

もちろん翌日も

屋上でぼーっとしてる彼は来た。

あたしは、なぜだか

凄く楽しみにして居た。

「花蓮っ」

おはよ!と元気に声をかけてくる。

あたしもはにかむ。

他愛もない話をしていると

黒服が何人もあたしに近寄ってくる。

「お嬢様っ」

「こちらにおいででしたか」

慌ただしい雰囲気。

「奥様が、赤西様との婚約を

決定するとおおせになられました」

龍太郎さんと?

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