テキストサイズ

「お嬢様。」

第14章 あきのはじまり

「ねえ」

太陽とおなじ方向から

誰かの声がする。

「君、きれいだね」



茶色というよりは栗色の瞳。

「えと........」

あまりに突然すぎて

あたしは戸惑う。

「君、見かけないな」

向こうはラフな格好をしてる。

「あ、どうも」

あたしは頭を下げる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ