テキストサイズ

ショートラブストーリー

第7章 高橋②

開いた唇から舌を挿し込み、真由美ちゃんの舌を突っつき、絡ませて軽く吸う。

次第に真由美ちゃんの息が上がり、手が俺の背中に回った。

ぎゅっとしがみついてくるのを確認して唇を離すと、とろんとした目で俺を見てる。

目の縁まで赤くなってる。可愛すぎ。

ふっと微笑むと、真由美ちゃんを抱き締めて、耳元で囁いた。

「これで俺の名前、分かった?」

そのまま、耳たぶを甘噛みして、縁を舌で舐め上げる。

「やぁ…んっ!!」

わざとピチャピチャ音を立てて舐めると、その度に体を震わせてるのがいとおしくて堪らなくなる。

「ひゃあぁん!!あっ…、駄目ぇっ…!!」

「相変わらず、耳弱いよね」

笑いながら囁いて、唇を奪う。

角度を変えながら何度も繰り返していると、俺の背中に回った手の力が弱くなっていく。

気持ち良くて力抜けちゃったか。

真由美ちゃんの背中と頭を支えて、そのまま横たえると、真由美ちゃんは潤んだ瞳で俺を見つめて小さく呟いた。

「…ずるい…」

「ずるいって、何が?」

ずるいのはそっちだろ。

そんな表情でそんな事言われても、煽ってるようにしか聞こえない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ