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histoire d'amour eternel

第30章 熱中症

「食った食った!!もう、当分要らねーわ、マック」


「って言いながらどーせ直ぐ食べる癖に?」


「明日まで要らねー」


「当分って数時間後じゃん!」



他愛もないくだらない会話をしながら歩くあたし達の頭上には、薄ら群青の空が広がっていて

ポツリポツリと光る、星。



「よし!帰るか~」



の言葉と同時にあたしの手をギュッと握ってふわりと笑う君。




―――だけど…





「……やだっ‼‼」



繋ぐ手をギュッと力を入れ、1歩歩き出した君の行動を、強制阻止。



「………え?」



「あ、いや…あの……」



「どした?」



不思議そうにあたしの顔を覗き込む君に



「もう少しだけ…一緒に居たいな……



なんて…?」



普段、あまり自分の気持ちを言わない、あたし。

色々なドキドキでほんの少し頬を赤らめながら、俯き気味に応える、あたし。


そんなあたしの頭を軽くポンポンと叩いて


1度、離しかけた手を再び握り返してくれて



「ふふっ。んじゃ、あそこ行こうか」



クイッと親指で差した先は





薄ら、暗くなった公園。



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