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俺の幼馴染

第2章 三井 薫 #とは

電子レンジの時間を設定し終えた薫が、此方を振り返り思い出したように喋り始めた。

「あ、因みに料金は身体で払えよ。」

…何を言うのかと思ったら。

「変態。」

真顔で言い返すと、薫はおちゃらけた表情で「冗談。」とだけ言い、ケラケラ笑い出した。

「まあ、本気だったら殺すけど。」

そんな会話をしている間に、電子レンジは役目を果たし終える。

チン♪

という音と愉快な音楽と共に料理の完成が伝えられる。

薫も気付き、電子レンジから皿を取り出す。

俺はご飯をよそい、お茶をついだりしてできる限り手伝った。

「お、ありがと彼方。」

「いえいえ。」

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