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来世にて

第2章 前世

道三は楓から帰蝶の話を聞き、楽しげに盃を重ねていた。
ふと、空になった盃を膳に置き、おもむろに楓の太股を撫ではじめた。

楓は驚きのあまり声が出なかった。

「楓は男を惑わす色香がある。気付いておるか?わしとて娘の侍女に手を出そうなどゆめゆめ思わなんだ。なれどそちは特別じゃ。なぜか触れたくなるのよ。」

道三の手が着物の下へと滑り込み、直に太股を撫でてきた。

楓は道三を払い除けるわけにもいかず黙ってされるがままになっていた。

「そこよおぬし。わしがそなたの脚を撫でてもそなたは身動きひとつせん。黙って男を受け入れてしまう性分を持っておる。」

「なれどお屋形さまの手を払うなど出来るわけなどございますまい。」

「わしの侍女であればな。なれどそちは帰蝶の侍女。わしをたしなめることは出来るぞ。」

「ならば、おやめください。」

「ま、もうしばらく柔肌を撫でさせてはくれまいか。しばらく触れていないでの。」

そういって道三は楓の太股を撫でる。その手は少しづつ上へとあがり、とうとう楓の秘所にたどり着いてしまった。
楓はどうしてよいかわからず、されるままになっていた。
秘所をまさぐる道三の指がいやらしく蠢く。
不覚にも楓はか細く声をあげてしまう。

「あ‥‥‥はぁ‥‥ふ‥‥」

「楓や脚を広げてみよ。」

道三に言われるまま膝を崩し少し膝を広げた。途端、道三の指は楓の豆を摘まみはじめる。

「は‥‥いや‥‥なにを なさるのです 」

楓の秘所から くちゃりと水音が聞こえはじめる。
道三は豆をつまむ指に力を込める。

「いた‥痛とう ん‥ ござり‥ます 」

「楓や、おぬしは男を知らぬのであろう。なれど楓のここは豆を摘ままれ、こんなにも濡れておる。何も知らぬおなごはここまで濡れぬ。楓の体は男好きのようじゃ。だから自然と男を誘う色香が出るのよ。」

にやにやと笑いながら、ピチャピチャと音をたてる秘所へと指を入れる。

「あ‥‥もう‥おやめ‥くださり‥‥ん‥‥ませ‥‥」

楓は初めての感覚に痺れを覚えた。
そしてこの先のことを考えて怯えているのだった。

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