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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第6章 ~今年最後の締めくくり~



 凛音はキュッと眉を寄せ小さな呻りをあげた。受け入れたい凛音の気持ちとは裏腹にそれでも破瓜の痛みにチカラが籠もるのだろう。


「凛音……もう少しだから」

 俺は凛音の頭を撫でる。


「うん……わたしはだいじょうぶだから、お兄ちゃん。思い切って奥に挿れてよ」

「……なんか、萎えそうだソレ」

「えっ? なんで……あ……」


 圧迫感に萎縮したカラダを意識していた凛音の気持ちが途切れたのか、あれほど拒み跳ね返してきた内側が一気に緩み吸い込まれるように奥へ入ってしまった。


 俺と凛音は互いに声をあげ苦笑した。

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