
天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第6章 ~今年最後の締めくくり~
必要性が無いのは俺が既にその物を買っていたからだ。
それを訊いた凛音は「どうして黙っていたの!?」と、発狂しだし帰りながら凛音を宥めた。
「お前は昼間からするつもりか?」
「いいじゃん、誰も見てないんだし。今更、背徳もなにもないでしょ?」
「いいのか、お前の初めてがそれで」
俺の情報によると女性は初めては緊張しカラダが強ばる。雰囲気を大事にし、その気にさせて緊張をほぐしてやるものだと。
初めてと言う行為を大事にする女性を気遣うことが大切だと。男の欲は二の次にするのが役目である。
しかし、凛音は既にその気で雰囲気もお構いなし。情報は適さない時もあるようだ。
一般論であり兄妹の話しじゃないからか?
