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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第6章 ~今年最後の締めくくり~




 重たい荷物を運び、疲れたカラダをもうひと踏ん張りして食材を冷蔵庫に直す。

 その後なだれ込むようにソファにもたれる。



「お兄ちゃん、キス、キス!」

「……お前は発情した猫か」

「ふふ、それ褒め言葉? お兄ちゃん猫好きだもんね」


 と、凛音は本当に猫のようにスリスリと俺に跨りカラダを擦り寄せてくる。


 あの後、俺はその必要性が無いことを凛音に伝えた。

 凛音が再び不機嫌になり、妹が街なかで危ないワードを口にするところを抑え俺は耳元で呟いてやった。

 で、今に至る。

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