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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第6章 ~今年最後の締めくくり~


「そう言えばお前大事な買い物があるって言ってたな。それはいいのか?」

「あ、うん。それは薬局にあるから」

 薬局……やっぱり、アレか。
 うん、俺の感はやっぱり鋭い。

 凛音は急に腕を引っ張り耳元に唇を近づけてくる。

「お兄ちゃん……ゴム買って?」

 一瞬、俺は耳を疑った。

 甘く囁く声、かすかに耳に触れる凛音の唇。

 街なかでいうことじゃないだろう。

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