テキストサイズ

天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第6章 ~今年最後の締めくくり~


「あ? だから、それ以前の問題だといっただろう」

「うんうん、お兄ちゃんはそうでなくちゃ」

 と、何故か上機嫌になった。
 女心というか、妹心すらわからない。

 つまり、俺は鈍感だということか?

「お兄ちゃん早く帰ろ」

「ん? 飯を食って帰らないのか」

「お兄ちゃんの胃袋はわたしが満たしてあげる」

 いつも家事を任せきりだから、たまには外食でもとおもったんだが。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ