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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第4章 SideⅣ(沙絢)~雪の女王~

「邪魔するんじゃない」
 苛立ったらしい光樹がワンピースの裾を掴み、ひと息に頭から脱がせた。まるでゴミを棄てるようにポンと床に放り投げて、また沙絢に覆い被さってくる。
「あ―」
 黒いレースのブラジャーとショーツだけになった沙絢は恐怖に可愛らしい顔を引きつらせた。
 光樹が軽く口笛を吹く。
「こいつはまた色っぽいな」

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