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陽だまりの仮面 -嘘-

第5章 キラキラ

「…………。」


「…………。」


「…………。」


「…………。」




まぁ…。

読書してる人の隣りですから?

何も会話なんて無い事は予想してましたけれど?



に、しても。

何だろう。


普段、クラスでも隣りの席なのに

所変われば、じゃないけれど、場所が違うからなのかな


妙なドキドキ感が襲う。


変に意識しちゃってるからなのかもしれないけれど……。


ドキドキはしちゃってるけれど。

ドキドキは収まらないけれど。




ただ、暇!!



花木君は本を静かに読んでるから暇じゃないだろうけど、あたしは暇で仕方がない。

目の前の黒板も既に見飽きたし。

机の木目も覚えるくらい見ちゃったし。




この場合……




隣りで寝ちゃったらどうなるんだろう……?





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