
陽だまりの仮面 -嘘-
第8章 夕陽と泪味 ②
―――――――・・
「琉愛ぉー!今日はお昼どーすんの?」
「あー……」
砂羽に聞かれ。
昨日は花木君に有無を言わせない感じに図書室へ誘われたけど…
今日はどう…なんだろう……?
チラッと花木君を見ると花木君と目が合って
「僕、ちょっと先生に呼ばれてるので先に行ってて貰っていいですか?」
今日も。
何も縛りつけるような言葉を発するわけじゃないけれど。
一緒に過ごそうって直接言われたわけでもないけれど
でも、一緒に過ごす事が普通のような言い方をする花木君にちょっと嬉しくなる。
「うん!じゃぁ、先に行ってるね!」
「終わり次第直ぐに行きます」
そう言って教室を出て行った花木君の背中を見送って
「砂羽、あたし行ってくるね!」
「は~いは~い!しっかり楽しんで来い?」
「うんッッ!」
呆れた風で、でも応援してくれてる風な笑みを浮かべながら手を振る砂羽にあたしはニカリと笑顔を向け
花木君と過ごす図書室へと向かった。
「琉愛ぉー!今日はお昼どーすんの?」
「あー……」
砂羽に聞かれ。
昨日は花木君に有無を言わせない感じに図書室へ誘われたけど…
今日はどう…なんだろう……?
チラッと花木君を見ると花木君と目が合って
「僕、ちょっと先生に呼ばれてるので先に行ってて貰っていいですか?」
今日も。
何も縛りつけるような言葉を発するわけじゃないけれど。
一緒に過ごそうって直接言われたわけでもないけれど
でも、一緒に過ごす事が普通のような言い方をする花木君にちょっと嬉しくなる。
「うん!じゃぁ、先に行ってるね!」
「終わり次第直ぐに行きます」
そう言って教室を出て行った花木君の背中を見送って
「砂羽、あたし行ってくるね!」
「は~いは~い!しっかり楽しんで来い?」
「うんッッ!」
呆れた風で、でも応援してくれてる風な笑みを浮かべながら手を振る砂羽にあたしはニカリと笑顔を向け
花木君と過ごす図書室へと向かった。
