
陽だまりの仮面 -嘘-
第8章 夕陽と泪味 ②
♪キーンコーンカーンコーン……♪
「ほら!予鈴鳴ったよ!」
ニタニタ気持ちが悪いくらい笑ってる砂羽に自分の席に着くように手でシッシッ。
……ったく。
油断も隙もあったもんじゃない。
あたしは小さく飽きれ溜息を1つ吐いて、頬杖を突いたまま、視線を窓の外へ。
少し風か強いのか。
木の葉が舞う窓の下のグランドを見下ろす。
――――――昨日。
花木君に送って貰った後
砂羽に花木君との“関係”を話す約束してた事をふと思い出して
砂羽に電話。
「もしもし?砂羽?」
『そんなのはいいから早く説明!』
「…………。」
急かされるがままに、事の成り行きを砂羽に説明した。
「あたしさぁ、花木君と“恋人ごっこ”してるんだ」
『は?何て?お医者さんごっこ?』
「バ、バカ!?何で花木君とお医者さんごっこするのかっつの!
恋人ごっこ!!」
『え?お母さんごっこ?』
「完全、わざとだよね?」
『うん♪バレた?』
「…………。」
「ほら!予鈴鳴ったよ!」
ニタニタ気持ちが悪いくらい笑ってる砂羽に自分の席に着くように手でシッシッ。
……ったく。
油断も隙もあったもんじゃない。
あたしは小さく飽きれ溜息を1つ吐いて、頬杖を突いたまま、視線を窓の外へ。
少し風か強いのか。
木の葉が舞う窓の下のグランドを見下ろす。
――――――昨日。
花木君に送って貰った後
砂羽に花木君との“関係”を話す約束してた事をふと思い出して
砂羽に電話。
「もしもし?砂羽?」
『そんなのはいいから早く説明!』
「…………。」
急かされるがままに、事の成り行きを砂羽に説明した。
「あたしさぁ、花木君と“恋人ごっこ”してるんだ」
『は?何て?お医者さんごっこ?』
「バ、バカ!?何で花木君とお医者さんごっこするのかっつの!
恋人ごっこ!!」
『え?お母さんごっこ?』
「完全、わざとだよね?」
『うん♪バレた?』
「…………。」
