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陽だまりの仮面 -嘘-

第8章 夕陽と泪味 ②

「ちょっと何かいい雰囲気なんじゃない?」


クソ木山は置いといて。

あたしと花木君の様子を一部始終見てた砂羽がコソッと耳打ち。



「うわっ!ビックリしたぁ…」


「おはよ!琉愛!」


「ちょっと突然耳元で囁くの止めてよね?」



ビックリさせられたお返しに、砂羽の肩にグーパンチ。



「え?じゃぁ大きな声で言ってもいいの?」



「は?何を?」



「琉愛が実は…「わぁぁああ―――――!!!!!」




ばばば、バカじゃないの!?




砂羽が何を発しようとしてるのか予想が出来て

焦って砂羽の口を両手で塞ぐ。




「ちょっと!大きな声で言う言葉変わってない!?」



「バレた?」



「…………。」




朝からこいつも、ウザイ!!!





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