無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「よっしゃ～！頑張るぞ！」


一人でガッツポーズをしてると　


「何だか解りませんが、やる気は出たみたいですね。」


「だ～ねぇ～。」


それから黙々コーディネートを考え始めた私を高橋さんがジッと見詰めながら意味深に笑ってたのは、知るよしもなかった。　


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ペンションの様になっているスタジオは、別荘みたいで綺麗な造りだった。


自然の風景にペンションの白さが映えて、都会では味わえない空間を出来上がっている。　


さっきまでの葛藤や憤りが、一瞬で吹き飛ぶ。


「宜しくお願いしま～す！」


先に到着しているスタッフさんたちに高橋さんと一緒に、挨拶をして回る。


「宮ちゃん今日も、宜しくね～！」


スタイリストの悦っちゃんが、元気良く言ってくれた。