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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「今度デートしてくれたら、教えてあげる~!」


「なっ!やっぱり軽いじゃん!」


高橋さんは、ニヤッて笑って


「まあ、まだ若いんだから、堅苦しい事言わないの!こうゆうノリもたまには大事だよぉ~!」


「嘘だ!今のは、高橋さんが勝手にそう思ってるだけでしょ!」


私の露骨な態度に、怯む様子もなく


「ハイハイ!これQRだから読み取って!」


「えっ!あぁはい…って!聞いてるの!」


「あ~出来たね!じゃあ、俺にメール送って!」


「メール!ちょっと待って…。」


メールに連絡先を載せて送信


「あ~来た来た!サンキュ~!」


「あれ?」


私は、すっかり高橋さんの術中にハマっていた。 


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