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そして僕等は絡み合う

第5章 南野 昴の場合

俺の勝手な提案に東さんは驚いて目を見開き、ジッと俺を凝視してきた。


話すときはいつも恥ずかしそうに少し俯く東さんがここまでが顔を見せるのは初めてで、その余りの可愛さに俺も食い入るように見つめ返す。


形の綺麗な瞳、高くないけど筋の通った鼻。


小さくて可愛らしい唇。


あぁぁぁぁ〜!
何度見ても本当に美しい〜!
正に女神だぁぁぁぁ!!


心の中で火山が爆発しそうなくらい興奮が高まる。


あぁ…
いつかこの桜の花びらのような唇に、接吻できる日が来るのだろうか〜。


そんあ男のロマンと欲望を滾らせながら、東さんの顔に吸い込まれそうになると


「良いですね…皆さんでバーベキュー。私余りアウトドア的なことしたことないんですが大丈夫でしょうか?」


少しはにかみながらも、不安そうに見上げてくる、また何ともピュアな瞳が俺の胸の奥を激しく掻き立てる。


「はいっ!全然大丈夫です!アウトドアキングと呼ばれた俺が居ますから、ドント任せて下さい!ゲホッ!」


そう言ってカッコつけて勢い良く胸を叩くと、強く打ちすぎて思いっきり噎せてしまった。

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