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そして僕等は絡み合う

第5章 南野 昴の場合

高橋さんも起きる様子がまだなかったから、ゴミを持って一旦自分の部屋に戻った。


二人が起きる前に、簡単に味噌汁でも作って起きた二人に飲んで貰おう。


酒を飲んだ翌朝は、味噌汁が一番だ!


その前に…


俺は高橋さんの部屋からゴミを持ち出し、自分の部屋のゴミも纏めに行った。


ゴミを出す時間まで、豆腐とワカメの味噌汁を作ったが、数分で出来てしまう。


そして…


時計は午前7時半。


「よっしゃ~!行くぞ~!」


両手のゴミ袋を高らかに上げ、アパートのゴミ捨て場へ向かって部屋を飛び出すと…


いたぁーーーー!!


ゴミ捨て場にまるで一輪のヒナギクが咲いている。


俺のマドンナ、『東綾乃』がゴミを捨てているところだった。

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