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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

確かに…ジッと見てみると肌が若い…てか、結構キメが細かいわね…男のクセに!


童顔だから、眼鏡かけて制服とか着せたら、オタク女子とかにはモテそうよね…。


んっ…何かムッとしてるな~。


「…西垣さん…顔…近いから離れて貰いますか。」


「へ?…わっ!!近付かないでよ!」


「勝手に人の顔をガン見したのは、そっちです。」


睨み付けて、淡々といい放つ。


私は慌てて離れて、そっぽを向いた。


初っぱなからこんな不穏な空気で、一日大丈夫なんかい!


ちょっと、心がへし折れそうになった……が!色気より食い気だぁ~!


所詮、人見と言う名の財布なんだ!


がま口だと思ってパクパクさせておけ~!


ニヤニヤしだした私に


「…西垣さん…気持ち悪いですよ。」


「なっ…。」


やっぱり、ムカつくぅ~!

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