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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

時計を見ると結構な時間だったので、帰る事にした。 


「宮脇さん、突然押し掛けてすみませんでした~。」


「ううん!楽しかったよ!コーディネートの事で良かったら、いつでも来て。」


ううっ…宮脇姉さん、良い人だ!


「西垣さ~ん、またね~。」


高橋さんに手を振られた…邪魔者は帰れって事かい?


「何言ってんのよ!あんたも帰るの!」


宮脇さんに背中を押されて、玄関まで来て


「え~面倒臭い~。」


「隣でしょっ!じゃあ、お休み!」


バッタン!!


……高橋さんは、追い出された。


二人きりで微妙に気不味い…高橋さんは、何をどこまで知ってるんだろ…。


「高橋さん…あの…」


「西垣さんて、マヨピョンに似てるって言われない?」


ニカッて、笑いながら突っ込まれた!

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