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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

ぎゃあぁ~!どうゆう魂胆だ!


ここは…無難に…


「はい…たまに…言われるピョン!なんて~!」


「やっぱり~!人見~んも惚れちゃうよね…」


「えっ!!」


どうゆう意味… 


「きっと~!遠くの異星人より、近くの現実だよね!」


つまり…マヨピョンより…私に…って…


「なっ!それは無いでしょ!」


「ははははっ!」


高橋さんは、大声で笑い出し


「煩い!」


と、宮脇さんが窓を開けた。


「ジェラシー!?」


「違うわっ!!」


パシャッ!…窓が閉まる…この二人は何をしたいんだ?


ニヤリと不敵な笑みをこっちに向けて


「人見さん…本当に悩んでるから、西垣さん優しく慰めてあげてね~。まだ、気持ちだけで大丈夫だ、か、ら。」


「高橋さん…それは…。」


「お休み~!楽しいデートして来てね!」


そう言い残し部屋に入った高橋さんの背中を


…唇噛んで見送った。

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