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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「西垣さん、持ってる服で似たようなのある?」


そう言われて、雑誌を向けられた。


「持ってる服~。これとか…こっちとか…。」


マヨピョンで奇抜な服を着てるせいか、普段の服はそこそこ流行ってるデザインを無難に着ていた。


「スタンダードなんだ…。」


「人見~んなら、マヨピョンとやらみたいな格好したらイチコロなんじゃない?」


ビールを飲みつつ高橋さんが意味深に言ってくる。


ドッキ―ン!! 


な…何か知ってるのかしら?


「いや…それは無いですよ…マヨピョンだからであって、他の人では変わりにならない…と思います。」


今日のコンビニが、いい例だ!


「人見さんが…こないだと同じカッコするんだったら…。」


宮脇さんは腕を組んで、悩みだした。 


いい人たなぁ~姉御さんみたい…あっ…私の方が年上だけど~!


ん?そう言えば、人見さんは何歳だ?

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