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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「コーディネートしてあげた後…何パターンか、教えてあげたけど~。」 


「ベースは、あの服?」


「そっ!」


高橋さんとのやり取りで、宮脇さんは少し考える。


「そっか…西垣さん、ちょっと大人っポクしてみる?」


「大人っポクですか~。」


「あ~!いいかもね!マヨピョンとギャップがあって~!」


ドッキン!


高橋さん、やたらマヨピョンに引っ掛かるな…。


人見さんから、何か聞いたのかな。


「そ、そうですよね!マヨピョンだけがぁ~女じゃないって、思わせてやりますよ!!」


わざとらしく、言ってみると


「いんじゃない!その意気込み~。人見~んをイチコロにしちゃいなよ!」


ニッコリ微笑まれた。


うっ…可愛い笑顔だけど、台詞には萎えるなぁ~。


そんな私の横で、宮脇さんはパソコンを弄り出した。

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