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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

ドンッドンッドンッ!


バイトから帰ったら、即行人見さんに綿密に立てたプランを持って行った。


「煩いですよ…高橋さんに迷惑掛けますよ。」


カッチン!
隣は、あんただ!知るか!


「はいっ!これプランだから!」


人見さんの胸に、プラン表を押し付ける。


チラリと流し読みした人見さんは…


「…丸1日ですよ…これ。」


知るか~!!


「全部、奢りだからね!」


「…分かりました。」


嫌な顔をされるかと思いきや、苦笑いしていた。


その表情の深い意味は、良く解らないけど、取り敢えず奢りは大丈夫そうだ。


ここぞとばかしに、食ってやるぅ~!


「じゃっ!ヨッロシク~!」


人見さんに手を振って、意気揚々と宮脇さんの部屋に向かった。

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