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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

一通り終わり、店長にチェックして貰った時の一言。


「こりゃ、うちにゃ~まだ無理だな…。もっと、うちスタイルにして!」


そして私は、模範的な王道スタイルで、マネキンを着飾り直したんだ。 


店長に再度チェックして貰おうと呼びに行こうとした時に


「さっきのコーディネート…君やったの?」


そう聞いて来たのが、高橋さんだった。


「あっ!はい!」


その瞬間、気恥ずかしくなったけど、さっきのがマネキンじゃなく、この人だったら店長は、どう思ったかな…。


何故か不思議と、そんな考えが浮かんでると


「面白いじゃん!俺、高橋。君の名前は?」


えっ!何だ?


「宮脇ですが…。」


「宮脇ちゃんね~!宜しく!」


そう言って高橋さんは、店長に話し掛けに行った。




それが、高橋樹との出会い…。 


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