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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「人見~ん、これからミーティングだ!」


「えっ?」
「はい?」
「へっ?」


高橋さんが、いきなり言い出した。


「保科さぁ~ん!宮脇ちゃんと西垣さんを送ってあげて~。」


「はい!?」


驚いてる私と


「あ~すみません!助かります!」


喜ぶ宮脇さん


「わざわざご足労頂きまして、有難うございました。」


頭を下げる保科さん。


「私…もう帰るんですか?」


高橋さんと全然、絡めてないんですけど…人見さんばっかりズルい!


「はい!送りますよ。」


ニッコリ笑う保科さんが、胡散臭く見えちゃうんですが、宮脇さんは


「有難うございます~!」


凄い嬉しそう…初めて見るようなテンションの高さに


「宮脇ちゃん!保科さんに浮気すんなよ!」


「はぁ~!違うわよ!心のオアシスなんだから!」


「クス…有難うございます…。」


何だ~この会話…スタイリストも笑ってる。


明らかに高橋さんが宮脇さん狙いなのが公認じゃない!


解ったわよ!


宮脇さんと、帰ってやる~!

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