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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

コンビニでお弁当とパンや飲み物を買って、鼻歌混じりでアパートに向かう。


すると…何の悪戯かしら…また、人見さんに遭遇してしまった!


つくづく私の行く手を阻む人だな~。


まあ、挨拶して適当にスルーだピョン!


「こんにちは~!」


「ども……。」


あぁ~またガン見してる…本当に何なのかな?


更に、今日はいつになく目を見開いてるし!


折角だから、聞いてみるか。


「人見さんさぁ~?何で…」


いつもガン見すんの!って言葉を続け様としたのに…


「何でっ!!」


人見さんは、凄い勢いで近付いて来た。


「な、何よ!」


「何で…このピアスしてんの?」


ピアス…あっ!着けたまま寝ちゃったよ!


誤魔化さないと!


「これは~昨日、お店で見付けて可愛かったから~買ったのよっ!」


「…そんな訳…ない…。」


人見さんは、愕然として固まっている。


う…マヨピョンはバレてないよね…。

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