
そして僕等は絡み合う
第2章 宮脇 詞の場合
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
居酒屋を出て駅向かう。
「詞は明日、何出?」
「私は、遅番~!柴多は?」
「俺、中だわ。」
うちの店舗は、早番、中番、遅番の3シフト制になっているが、その時のお店の状況次第では残業させられる。
売上だってノルマがある、1日や月単位やら…足りない時は、自腹を切るのがこの世界の裏常識。
最近は、そこまではさせてないところもあるが、給料の査定に響く。
超お得意様が付くと、本当に心強いが、まだそこまでの顧客は私には付いてない。
柴多は、無難にコンスタントな客を付けてる。
私は波があるから毎月、ギリギリだった。
居酒屋を出て駅向かう。
「詞は明日、何出?」
「私は、遅番~!柴多は?」
「俺、中だわ。」
うちの店舗は、早番、中番、遅番の3シフト制になっているが、その時のお店の状況次第では残業させられる。
売上だってノルマがある、1日や月単位やら…足りない時は、自腹を切るのがこの世界の裏常識。
最近は、そこまではさせてないところもあるが、給料の査定に響く。
超お得意様が付くと、本当に心強いが、まだそこまでの顧客は私には付いてない。
柴多は、無難にコンスタントな客を付けてる。
私は波があるから毎月、ギリギリだった。
