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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「いらっしゃいませぇ~!」


自動ドアから入って来るお客さんに、はいテンションで接客する。


「西垣さん今日は、ご機嫌だね!」


バイト先のコンビニの店長が、笑顔で話しかけてくる。


いつも馴れ馴れしく触ってきたりするからウザイけど、今日の私は高橋樹効果で何でも許せる気がするわぁ~!


「はい~!運命の人に巡り会えたんで~!」


「ははは!~俺かい!」


言ってろ、エロじじぃ!


レジにお客様が、いらっしゃったわ~!


「いらっしゃ…げっ…いませえ~。」


お客は、二階の人見さんだった。


リュックには自分で作ったのか、マヨピョン缶バッジとキーホルダーが付いている。


この人、私の事大好きだなぁ~。


私って、知らないけどね…ふふん!

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