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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「本気…?」


「へ?何がですかぁ~!」


「高橋さんの事…本気なの?」


声が低いな。 


「本気ですよ!最初は、ただのファンだったけど、こんなに近くに居るなら、狙わない訳には行かないでしょ!」


宮脇さんは、壁に寄りかかり髪を掻き上げ


「はぁ~高橋さん…読めなくない?苦手だな…。」


そうなんだ~まあ、そんな感じには見えたけど…ん?何か引っ掛かるな。


「大丈夫です!ちょっと情報提供して頂ければ助かります!」


「名前…までは分からないかもよ…。」


あれ~モデルなら名前は、分かるんじゃ?


まっ、いっか!


「宜しくお願いしま~す!」


私は、意気揚々と自分の部屋に帰って行った。

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