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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

ジャー!ガチャガチャ…。


食器のぶつかる、音がする。


お皿…洗ってんのか~てか、何時?


「ん~眠~い…。」


ガサゴソ…枕元の時計を探す…けど、ない!


「西垣さん!朝ごはん食べる?」


この声…


「宮脇さんっ!」


「おはよ~。何か飲む?」


そっか…私酔い潰れたんだ…。


「すみませ~ん…お水貰っていいですか?」


「了解!」


冷蔵庫からミネラルウォーターを出している。


そういえば…


「高橋さんは、帰っちゃいましたか?」


「高橋…。」


宮脇さんの横顔が、ひきつって見える。


「帰ったよ…ロケあるみたい。はい水。」


「そうですか~。有り難うございま~す。」


ちぇ~!
夜明けのモーニングコーヒーは、出来なかったか!

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