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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「宮脇ちゃん!頼まれたのあったよ~!」


「サンキュ~。」


なっ!この会話からして、先に来てたの?


それに何か、絶妙な空気間を感じるんたけど!


でも、これくらいの会話、誰でもするよね…たまたまかな?


私は、この時点で宮脇さんが、モデルをした事をまだ知らなかった。


準備も出来て、乾杯をする。


グラスを握ると


「あっ!東さんも、声かける?」


宮脇さんの提案に、私は慌てて


「東さん、今日忙しいみたいでしたぁ~!」


「そうなんだ…。」


宮脇さんは、人を増やしたかったみたいだが、今日は東っちが来ると、あのお嬢様モードは調子狂うし、高橋さんを気に入られても困るしね~。


高橋さんは然して気にして無さそうだった。


「ではでは、ようこそ高橋さん!乾杯!」
「有り難う~!」
「はいはい…。」

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