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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

恋愛対象…。


「はぁ?高橋さんを!何言っちゃってるの?」


「モデルとして理想なら、見てくれが好みなんじゃないの?」


「…いや…それは、ないな。」


「えっ。違うの?」


珍しい質問してくるな~今日の柴多は。


「恋愛は…やっぱりフィーリングだな!気さくに話せる方がいいし!高橋さんだと、イライラしちゃうからさぁ~。」


私は、手をヒラヒラさせて、めっちゃ笑いながら言うと柴多は優しく微笑んで


「じゃあ…俺は?」


「ほえ?」


つくねを頬張ったところで、間抜けな返事になる。

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