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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

最寄り駅に着き少しホッとしたが、ボーっとしながら、アパートまで歩き着くと珍しく大家さんが居た。


「宮脇さん、こんにちは~!」


「大家さん…何かありましたか?」


すると、ニコニコしながら


「今日から二階の真ん中、宮脇さんの隣に入居者が来るから宜しくね~。」


「はぁ~。」


入居者、決まったんだ。


じゃあ、これからちょっと騒がしくなるか…寝れるかな。


どんな人が、来るのかな…。


まあ、殆ど会わないだろうけど。


私は部屋に戻ると、ベッドに倒れ込み、そのまま夕方まで寝倒してしまった。

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