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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

作ってくれた、オムレツをつついてたら、柴多が聞いてきた。 


「詞~この後どうする?どっか一緒に出掛ける~?」


ドキン!
正直、疲れた…。


「ごめん…帰ってやりたい事あるんだ…。」


あると言っても、洗濯物くらいだけど。


「そっか…泊めちゃったしな~。寝たのも遅かったから、疲れたろ!帰って少し寝た方がいいかもな。」


ブラックコーヒーを飲み、爽やかな笑顔で、労ってくれる…大抵の女子ならトキメク…。


離れたくなくなるよな…普通なら…。


でも、正直ホッとしてしまった。


「うん…そうするよ…。美味しかった、ご馳走様。」


私は、自分の食べた食器を片付け様と、持って流しに置きに立った。

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